
発行日:2009年7月27日 月曜日 |
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。
読み始めるとすぐに文章に引き込まれ、本をめくる手が止まらなくなる。
その研究所で起こった事象の全てが、一人の天才の手で、綿密な計算の上に生み出されたものだと気づく。
その部分を読み返して、一つ一つ頭の中で辻褄を合わせていく作業が、ジグソーパズルのようで楽しい。
登場人物も実に魅力的だ。
謎解き役であるN大助教授の犀川と、恩師の娘で、超お嬢様である西之園萌絵との絡みが、凄惨な事件の中でも明るい光を放つ。
天才的に飛躍する論理と思考。
そして、ヴァーチャルと現実の境界が曖昧な特殊な舞台設定に、ミステリーという枠を超えて気持ちよく酔える作品です。
「西之園君。デリカシィという言葉を知ってる?」「珍味のことでしょう?」
りょお
「昔は文学少女」だった人。現在は在宅でWEBデザインなんぞをちょこちょこしながら、親ばかな絵日記ブログ更新中。
http://ameblo.jp/ryoakinushi/