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vol.13「 火天の城 」山本 兼一

発行日:2009年10月5日 月曜日 |

信長の夢は、天下一の棟梁父子に託された。天に聳える五重の天主を建てよ!巨大な安土城築城を命じられた岡部又右衛門と以俊は、無理難題を形にするため、前代未聞の大プロジェクトに挑む。長信の野望と大工の意地、情熱、創意工夫—すべてのみこんで完成した未會有の建造物の真相に迫る松本清張賞受賞作。
vol.13「 火天の城 」山本 兼一の書評イラスト全体
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イラスト:高野えり子


vol.13「 火天の城 」山本 兼一の書評イラスト1

安土城建築の物語

歴史物や戦国物は苦手!っていう人にお勧めの歴史小説。
これは戦いや領地争いの話ではありません。天下統一を目指す織田信長が、長きに渡って評価をしてきた宮大工の棟梁・岡部又右衛門に、安土山をまるごと使い五重の天主、西洋の大聖堂のような吹き抜けの構造を持った大城郭という、常識破りの城を作ることを命じたことから物語は始まります。



vol.13「 火天の城 」山本 兼一の書評イラスト2

信長にプレゼンする棟梁たち

なんといっても、面白いのは「この城を我こそが作りたい!」と、金閣寺を作った京都の大工や大仏殿を作った奈良の大工等、一流の大工達が信長の好みの派手でゴージャスなデザイン画を持ちよりプレゼンをするところ。
信長自身からその腕を買われた岡部又右衛門としては負けるわけにはいきません。ただの見た目の豪華さだけではなく、城とはどういう構造であるべきか、プロとしての岡部又右衛門が提案した安土城のデザインとは…!?



vol.13「 火天の城 」山本 兼一の書評イラスト3

戦国時代のプロジェクトエックス

様々な妨害の中、この岡部又右衛門の職人としての気迫に惚れこんだ人々が、この前代未聞の城作りにあらゆる形で協力していきます。そう、まさに戦国時代の仕事人達のプロジェクトエックスなんです!
人生一度でいいからこんな仕事してみたい…そう思うような、熱きプロフェッショナル達の物語です。




紹介イラストレーター

DESIGN STUDIO TAKANO
高野えり子
イラストレーター・ライター。セブンイレブン、JR東海、京王、朝日新聞社、NHK、日本プロ野球機構他、出版社やアパレル、デザイン会社等で、様々なイラストやデザイン、ライティング等数多くの作品を手がける。
designstudio_takano_space@yahoo.co.jp


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