
発行日:2009年12月14日 月曜日 |
中学1年生の海月が幼馴染の樹絵里に誘われて入部したのは「飛行クラブ」。メンバーは2年生の変人部長・神、通称カミサマをはじめとするワケあり部員たち。果たして、空に舞い上がれるか!?私たちは空が飛べる。きっと飛べる。かならず飛べる。空とぶ青春小説。
今でも空を飛ぶ夢を見ます。高い高い鉄塔の間に張られた高圧線を蹴って、ぶわあっと街の上空へ飛び出していきます。恐ろしいほどの飛翔感。でも、終わりの方になると、何故かお腹が地面にこすりそうな高さでしか飛ぶことが出来ず、もがき、苦しくなって目が覚めるのです。
少年は夢の中ではなく、本物の空を「飛ぶ」ことに決め、たった一人で『飛行倶楽部』をたち上げます。
そんな少年の飛行倶楽部へ、少年の夢を信じ……た、わけでもなんでもなく、友人に無理矢理つきあわされた少女がやってきます。
少年の夢は少女の中の卵の殻に穴をあけ、少女はその穴から覗く青空を少年共に、いえ、少年を飛ばすことに自分の夢を見ます。
そして、少年を中心に、飛行倶楽部には胸の中にそれぞれの空を秘めた面々が集まってきます。
少年と少女達の思いは、周囲の大人達が自ら封じてしまった空にも風を起こし、ついに夢の叶う日がやってきます。
しかし、そこには思ってもみないスペクタクルが待っていました。
と、このくらいあおると、皆さんも、この本の中の空へとふわっと飛び込んでいきたくなるのではないでしょうか。
では、ご一緒に。
We Can Fly!
STUDIO・YUZURIHA
ゆずりは さとし
イラストレーター、イラストライターでイラストバイカー。広告、Web、出版界でのイラスト制作を生業としつつ、自転車旅で出会った人や風景をモチーフに作品を描く。イラスト紀行、HOWTOなどイラスト+ライティングのお仕事も手がける。
http://www.yuzuriha.com/