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バックナンバー

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vol.55「 チルドレン 」伊坂 幸太郎

異なる時間、異なる視点で「陣内」という男を描く連作短編集です。
この陣内という人、とにかく、掴めません。常識はあるんだか無いんだか。
正義感は強いらしく曲がった事は嫌い。しかしその性格が災いし物事を面倒な方向に巻き込むこともしばしば。なのに本人はあくまでも堂々としているから余計にタチが悪い。

(2010年7月26日 月曜日発行)

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vol.54「 アメリカン・スクール 」小島 信夫

「アメリカンスクール」は戦後、日本の英語教師たちがアメリカ人の学校を参観する話である。伊佐は、英語を喋ると自分が何者でもなくなるような気がし、さらにそれを人に聞かれるという恥ずかしさや惨めさから、英語を話すまいとし逃げ回っている。

(2010年7月19日 月曜日発行)

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vol.53「 ミラースケープ 」マイク・ウィルクス

ブレンク工房でルドとレンと友達になり、秘密を共有する中でひょんな事から絵の世界に入る方法を知ってしまった3人。
現実には存在しない風景や生物と出会い、何度も命を落としかけるが巨匠達の描く世界に魅了されていく。

(2010年7月12日 月曜日発行)

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vol.52「 卵と小麦粉それからマドレーヌ 」石井 睦美

〝もう子供じゃないって、思ったときっていつだった?〟――あなたはどう答える?
しょっぱなから、ドキリ、としました。中学一年生の出会いのシーンの台詞なのに、まっすぐ自分に向けられたような気がしました。どう答えたらいいか、とても迷い、考えてしまう深い一言です。

(2010年7月5日 月曜日発行)

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vol.51「 ボッコちゃん 」星 新一

生涯で1001編以上の作品を残し、多作さと作品の質の高さからショートショートの神様と呼ばれた星新一。
そんな星さんの自選傑作集です。色んなジャンルが混ざるように選んだというだけあって、SF、ホラー、ブラックユーモア、ファンタジーまでなんでもありで、とにかく完成度が高いです。

(2010年6月28日 月曜日発行)

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vol.50「 あめふらし 」長野 まゆみ

〝あめふらし〟とは、タマシイの抜けたカラダに違うタマシイを入れたり、抜くことができたりする術を知るもの、だそうです。生と死の間に彷徨うものや、人ではないものに関わったり、時に支配したりする主人公・〝あめふらし〟の橘河。
彼が探すタマシイとは?求めたタマシイとは??

(2010年6月21日 月曜日発行)

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vol.49「 弁頭屋 」遠藤 徹

某大学のお昼時になると門の外にやってくる弁当屋さんが居る。
売り子は双子の美人姉妹。ここの弁当は安くておいしいが、ちょっと変わっている。弁当の容器が、本物の人間の頭なのだ。
この大学の生徒 靖之はこの売り子の双子に恋心をいだき、近づくが…。

(2010年6月14日 月曜日発行)

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vol.48「 雨の日も、晴れ男 」水野 敬也

「小僧。これがイギリス紳士の戦い方だ」作中に何度も現れるアレックスの名言(迷言)は思わず声に出して読みたくなります。そして実際に使いたくなります。

(2010年6月7日 月曜日発行)

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vol.47「 あやしうらめしあなかなし 」浅田 次郎

本書は、ただの怪談話ではない。恐ろしいという部分は生きた人間の無情にだけ現れている。あとはただただ、もの哀しく、暖かく、涙だけが出る。それでも救いがあるのがこの本の特徴だ。

(2010年5月31日 月曜日発行)

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vol.46「 螺鈿迷宮 」海堂 尊

-闇に光を当てれば、隣に別の闇ができるだけ。光には闇が寄り添う- 巌雄が白鳥に言う台詞。この言葉に出会ったとき、この世界の理(ことわり)を見た思いでした。現役の医師でもある海堂氏は、当作で現代の終末医療の実態を描いています。医療の抱える光と闇を描くとともに、誰もが抱える光と闇を描き出し、死について語ることで生の輝きを浮かびあがらせているのです。

(2010年5月24日 月曜日発行)

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vol.45「 アイスクリン強し 」畠中 恵

スープにケーキにゼリーにワッフルにエクレア・・・読んでいるととにかくお腹が空く!明治の世にこんなにスイーツがあったなんて!この物語は謎解きあり、史学あり、菓子ありと色々おいしい。文明開化とスイーツの世界を楽しみたい方は是非読んでみてください!

(2010年5月17日 月曜日発行)

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vol.44「 とっても不幸な幸運 」畠中 恵

「とっても不幸な幸運」というを缶の中身は、「亡くなったはずのお母さんの幻影」「ベートーベンの曲」「黒髪の女性」など不思議なものばかり。そして、それらは毎回あけた人にイタイ思いをさせます。でも最終的にはちょっとした幸福をもたらしてくれています。

(2010年5月10日 月曜日発行)

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vol.43「 博士の愛した数式 」小川 洋子

子供と素数に無償の愛をそそぐ老博士が最高にチャーミングでキュンとしっぱなしでした。
記憶が80分しか持続しない博士と、家政婦の「私」、10歳の息子ルート。
喜びに満ちた日々はとても尊くて愛しく、最後まで引き込まれるように読んでしまいます。

(2010年5月3日 月曜日発行)

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vol.42「 薬指の標本 」小川 洋子

家の焼け跡に生えたきのこ、楽譜にかかれた音、火傷の傷・・・。
人々の思い出を標本にする「標本室」で働くわたしと、標本技術者の弟子丸氏とのひそやかな愛が描かれた小川洋子さんの短編です。

(2010年4月26日 月曜日発行)

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