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vol.35「 楽園のつくりかた 」笹生 陽子

発行日:2010年3月8日 月曜日 |

エリート中学生の優は、突如ド田舎の学校に転校することになった。一杯勉強して、東大に入り、有名企業に就職する、という将来プランがぐちゃぐちゃだ。しかも、同級生はたったの3人。1.バカ丸出しのサル男。2.いつもマスクの根暗女。3.アイドル並みの美少女(?)。嗚呼、ここは地獄か、楽園か?これぞ直球ど真ん中青春小説!今もっとも注目を集める作家の代表作、待望の文庫化。
vol.35「 楽園のつくりかた 」笹生 陽子の書評イラスト全体
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イラスト:神田あやか


vol.35「 楽園のつくりかた 」笹生 陽子の書評イラスト1

状況は最悪!?

私立中学で、競争社会に生きてきた「優」。父の故郷の分校に転校することから物語が始まります。
ド田舎で、なにもなくて、クラスメイトもまともな人がいない、脱出も出来ない状況。唯一の相談相手はシンガポールに赴任中の父とのメール。
そんな逆境を「優」はどう楽園のような場所に変えていくのでしょうか。



vol.35「 楽園のつくりかた 」笹生 陽子の書評イラスト2

どんな生き方が正しい解答ですか?

「優」はわりと拝金主義で、勉強、勉強な人間ですがその考え方も、新しいクラスメイトの一人「一ノ瀬」に「くだらない」と一蹴されます。悩む中、気づくと、前にいた私立中学の友達とは差が開き出し、焦ったり…。

完璧なようで、どこか欠けていたり、人間らしい弱さがあったり、魅力的に描写される「優」をぜひ見てみて下さい。成長していく「優」に注目です!



vol.35「 楽園のつくりかた 」笹生 陽子の書評イラスト3

「人生、なにが起こるかなんてわかりゃしない」

「人生、なにが起こるかなんてーー」この一文から物語が始まりますが、終盤、本当の意味でそれを実感することになります。180度ひっくり返るような展開に驚くこと間違いなしです。
クラスメイトや、「優」の内面が流れるように押し寄せて、最後は心がジーンと温まるような気持ちになりました。読み終わって物語に仕掛けられていた秘密を知ってからもう一度読み返すと、「優」の複雑な気持ちがさらに魅力的に映ります。




紹介イラストレーター

神田あやか
イラストレーター。絵は日々勉強中ですが、繊細なタッチ、ポップな絵柄を得意とします。生活の中に絵があれば、幸せなタイプです。
E-Mail:tiffa_t8@yahoo.co.jp

書評ブログより(引用)

     
     

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