
発行日:2010年6月21日 月曜日 |
目でおってきた文字たちが、読み終えた途端まるで蛇のようにするすると本の中に還ってしまうような…。残されるのはざらりとした足跡とざわざわした空気と、〝生〟〝静〟〝精〟〝棲〟〝性〟…そんな字を頼りに、再び世界に引き寄せらる螺旋。
〝あめふらし〟とは、タマシイの抜けたカラダに違うタマシイを入れたり、抜くことができたりする術を知るもの、だそうです。生と死の間に彷徨うものや、人ではないものに関わったり、時に支配したりする主人公・〝あめふらし〟の橘河。
彼が探すタマシイとは?求めたタマシイとは??
連なる8の短編が教えてくれるようなくれないような…です。
〝ウヅマキ商会〟なる事務所に勤める3人に男達に共通するのは、そのタマシイとカラダにそれぞれ欠陥(だと思う)があること。
自分の意思とは無関係に、見ず知らずのカラダを転々とするタマシイ――仲村だったり、やたらとアヤカシにカラダを狙われる市川だったり。
彼らの秘密もゆるゆると語られたり語られなかったり…。
どうぞ、読み解いてみてください。
小牧
書店勤めのイラストレーター。本に囲まれているのが当たり前。可愛いほのぼのが好きという反面、陰鬱綺麗なのも好きだったりする。
『キラリと輝くおしゃれな年賀状2010』(インプレスジャパン)等。
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